マンゴの品種系図
パインもマンゴも、品種系図はとても重要です。
子供は、親の性格・外見・中身など全てを引き継いでいるからです。
下に2つの品種系図を紹介します。
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参考 熱帯果樹写真館
マンゴの品種
アップルマンゴー
アップルマンゴー (正式名称 アーウィン)
沖縄で栽培されているマンゴーの95%以上を占める主力品種 です。
1954年にアメリカのフロリダより台湾の台南に導入され、その後台湾での人気が爆発し、沖縄県のマンゴー栽培はそれに影響を受け急速に発展した。
収穫は6月〜8月上旬、果実の重量が300〜500g、長卵形で、果皮は鮮紅色、 果肉はオレンジ色で繊維がほとんどなく、肉質は細かく多汁、糖度は12〜15度、酸度は0.21%程度、種は小さくて薄い。
経済栽培に優れている反面、炭疽病に掛かりやすい品種ですが、ハウス栽培により炭疽病の発生率を押さえることも可能です。
農園はこすけでは、このアーウィン(アップルマンゴ)を育てております。
西表島の自然の中で、すくすく育ったマンゴ。
是非お召し上がりください。
キーツマンゴー
キーツマンゴー
1954年にアメリカのフロリダよりアーウィン種と共に台湾の台南県に導入された品種。
アーウィンと比べると経済生産はかなり少ない。
収穫は8月〜10月まで、果実の重量が500g〜2000g、長卵形で、果皮は緑色果肉はオレンジ色で、味が濃厚でクセが少ないのが特徴です。
糖度 は15度、酸度は0.28%程度。栽培はアーウィンに比べると比較的に容易で、炭疽病にも強い様です。アーウィンの出荷が終わると収穫期となる。
レッドキーツマンゴー
レッドキーツマンゴー
1986年台湾の台南県とある農家のマンゴー園に実生苗の木に見たことないマンゴーが発見され、赤くて丸い、大きい果実はキーツマンゴーに似ていることから、レッドキーツと名が付けられました。
収穫は8月〜10月まで、果実の重量が500g〜2000g、長卵形で果皮は赤色、 果肉はオレンジ色。糖度は12度、酸度は0.31%程度。
栽培はアーウィンに比べると比較的に容易で、炭疽病にも強い様です。アーウィンの出荷が終わ8月頃が収穫期となる。
イエローキーツマンゴー
イエローキーツマンゴー
収穫は8月〜10月まで、果実の重量が500g〜2000g、長卵形で、果皮は黄色果肉はオレンジ色で、味が濃厚でクセが少ないのが特徴です。糖度 は15度、酸度は0.28%程度。栽培はアーウィンに比べると比較的に容易で、炭疽病にも強い様です。アーウィンの出荷が終わると収穫期となる。
キンコウマンゴー
キンコウマンゴー
台湾高雄県の果樹農家、黄金煌さんにより、キーツ種とカイト種を交配させて出来た品種です。
果実の名も自分の名前と同じ金煌(キンコウ)と付け、今では沖縄でも名が知れ渡りごく少数ですが、経済生産されている農家もいらっしゃいます。出荷量は少なく市場に出回ることは殆ど有りません。
キンコウの品種は病気に強く、特に炭疽病に強いようで農薬はアーウィン種の半分以下、比較的に栽培し易い品種です。
沖縄に於いてアーウィン種の様なハウスを用いることなく、経済生産可能のメリットが有ります。
果実の重量が600〜2000g、、実は細長く、果皮は熟すると黄色になり、果肉はオレンジ色で繊維がほとんどなく、食感は滑らかでクセがない。糖度は17度、酸度は0.24%程度です。
最近のキンコウは改良され、経済栽培に優れています。
玉文(ギョクブン)6号マンゴー
玉文6号マンゴー
1995年台湾の玉井郷の果樹農家、郭文忠さんにより、キンコウ種とアーウィン種を交配させて出来た品種。
玉文種を1〜19号まで作り上げ、その中でも玉文6号が一番の優良種として認められ、品種名は玉井郷の”玉”と自分の名前の郭文忠の”文”を取り玉文6号と命名した。
玉文6号はキンコウの品種と同じように病気に強く、特に炭疽病に強いので栽培し易い品種であり果実の重量が600〜2000g、実は細長く、果皮は綺麗な赤色をしており高級感があります。
果肉はオレンジ色で繊維がほとんどなく、食感は滑らかで濃厚な味の割にクセがない。
糖度は15〜18度、酸度はかなり低い0.16%程度です。
紅象牙マンゴー
紅象牙マンゴー
名前の通り象牙の様に長くて大きい品種です。
長さは30cm以上、果重は3〜4kgと特大サイズ、果皮は赤色、種子は薄いので可食部分の割合が多い、果肉は繊維が殆ど無い。果汁は多くて甘い、糖度はアーウィン種と同じ15度前後。
黒香(ヘイシャン)マンゴー
黒香マンゴー
病気に強く、果皮は熟しても濃い緑色で果肉も濃い黄色をしておりマンゴー特有の味わいに、ハーブの香りが有り、今までにない美味しいマンゴーです。
台湾では、幻の品種に属しており,一度食べると忘れられなくなる味です。
果実の重量は約500g、長卵形で、繊維がほとんどなく、肉質は細かく多汁、糖度は15.6度、酸度は0.18%程度。収穫は8月です。
土(柴)マンゴー
土(柴)マンゴー
土マンゴーは、台湾にある原種のマンゴーです(土マンゴーは日本では原種マンゴーと言う意味です)
特徴は表皮が緑色で熟すると微かに黄色くなり、平均重量が約200g、味は濃く糖度はアーウィンよりも遥かに甘い、土マンゴーのシーズンが終わってからアーウィンの収穫が始まります。台湾では、アーウィンマンゴーと1.2を争うほどの人気があります。
もともと原種ですので、放任状態でも実が成るほど生命力は強く、種は台木用として台湾国内は勿論、日本にも輸出されるほど重宝されてます。
青蜜マンゴー
青蜜マンゴー
原産地タイ(キヨサムイ種)果実の特徴としては、長卵形で果重300g〜400g、名前の通り青い内から果実は甘味があり美味しく食べられます。熟する前はリンゴの様な食感で、完熟すると表皮が黄色に変わります。
一番美味しい時期は、果実の表皮が少し黄色になったときが食べ頃です。甘くて味が濃厚で繊維が殆ど有りません。
果実全体が完全に黄色に変色すると完食出来ないほど甘くなります。
お好みの甘さに合わせて収穫する事が出来る珍しい品種です。
レイトマンゴー
レイト(rade)マンゴー
レイトマンゴーはタイ原産の品種です。
果実の大きさは400g前後で熟すると表皮が黄色くなり、味は甘くて濃厚でナンドクマイ種と1、2を争うほど美味しい品種です
ハイトゥンマンゴー
海頓(ハイトゥン)マンゴー
キーツマンゴーを一回り小さくした感じですが、収穫量は多い。
果実の平均の重さは約400g前後、外皮は厚く、糖度は平均で15度、果実の繊維は細かく味は濃厚で多汁、甘くて美味しいマンゴーです。
タイブンマンゴー
泰文(タイブン)マンゴー
果実はアーウィン種と外観は少し似ておりますが、写真の様に綺麗な紅色で病気に強い為か、果実に袋を被せてなくても綺麗な果実が収穫できてます。
果重は300〜400g。糖度はアーウィン種と同じですが酸味は高めで味は濃厚、微かに味は似てますがまったく別品種です。
心マンゴー
心マンゴー
心マンゴーの果実はに扁平型です。
果実の重さは300g前後で熟すると表皮が黄色くなり、完熟した果実は甘くて濃厚で美味しい品種。
サンリンマンゴー
杉林(サンリン)マンゴー
果実の糖度は16.2度、酸度は0.18、繊維は細かく味は濃厚で酸味が低いので癖がなく食べやすい、果皮色は綺麗な赤色をしています。
果実の平均の重さは約650g(写真の果実は720g)とアーウィン(平均400g前後)より大きい実が生ります。
果実の尾端が尖っているのが特徴です。
コウミツマンゴー
香蜜(コウミツ)マンゴー
香蜜マンゴーは、名前の通り濃厚な香りと糖度が15.6度と高く、繊維は細かくて食べ易い品種です。
果実は小さめですが、美味しさを凝縮した様な濃厚な味わいで、非常に甘くて美味しい。
果重は200〜300g前後、対病性は強く優良種に属してます。
レッドキンコウマンゴー
レッドキンコウ(赤金煌)マンゴー
レッドキンコウは、実の皮は赤く、果量が500g〜1000g、管理が良ければ1kgを超えることも、味は酸味はやや少ないが糖度が16〜20度と高い(主要品種のアーウィンでは普通12〜18度)。
キンシンマンゴー
金興(キンシン)マンゴー
果実の糖度は15度、酸度は0.19、形は長楕円で玉文と似ていて色は綺麗な赤色をしています。
果実の平均の重さは約1350gとアーウィン(平均400g前後)より3倍近く大きい実が成ります。
金興マンゴーは侯金興と言う台湾の農家の名前を取り(金興)と命名したそうです。
この農家は、アーウィンマンゴーの栽培歴は30年年と長く、十数年前のある日偶然にもアーウィンマンゴーの木に突然変異が起こり、金興マンゴーが生まれたとの事です。原種の土マンゴーに続き2番目の純台湾原産のマンゴーとなりました。外観、品質、対病共に優れている。
コウブンマンゴー
香文(コウブン)マンゴー
名前の由来は、その名の通り香水の様な強い甘い香りがする事から、その名前が付いたそうです。
果実の重量は300g、多肉長卵形で表皮は熟する前は薄い赤色、熟すると黄色になり、果肉は橙黄色で繊維がほとんどありません。
原種マンゴーの様な濃厚な味で糖度は16度〜22度、酸度0.21%。種は薄く可食部が殆どで、今までにない通常のマンゴーとは違った味わいです。
四季なり蜜マンゴー
四季なり蜜マンゴー
果実の特徴としては、卵形で果重300g〜400g、糖度は15度でアーウィンマンゴーよりも甘く。熟すると表皮が黄色に変色する。
温度などの管理条件が整えば年中常に開花結果を繰り返す珍しい品種です。
ケシャールマンゴー
ケシャールマンゴー
ケシャールマンゴーは濃い香りと強い甘みが特徴です。食感は滑らかで、高級感漂う気品あるマンゴーです。
果重は250g〜300g熟すると外皮が黄色くなり、糖度は18度あります。
バナナマンゴー
バナナマンゴー
表皮が黄色く形はキンコウマンゴーより細長いことから付いたそうです。
果重は300g〜400g前後、外見はバナナの様に細長く、味もバナナに少し似ているとのこと。
キンミツマンゴー
金蜜(キンミツ)マンゴー
台湾の彰化縣埔心郷の農民、張金泉さんより、50年前フィリピンよりマンゴーの種持ち込んで植え付けた実生苗と原種(土)マンゴーを交配させて出来た品種です。
果実の名前の由来は黄金の様に綺麗な金色の外観と蜂蜜の様な味わいがある事から、金蜜と付けたそうです。
果実の重量は400〜500g、果皮は熟すると黄色になり、果肉はオレンジ色で、肉質は繊維がほとんどなく多汁、糖度は21度以上、酸度は0.18%程度,アーウィンよりもかなり甘 く、しかもアップルマンゴー(アーウィン)よりもタンソ病に強く育てやすい。
収穫期は8月頃です。
萬文マンゴー
萬文(マンブン)マンゴー
萬文マンゴーの名は地域によっては慢文ともいい、二つの名前は台湾方言の読みが同じです。
品種は同じですが農家によって呼び名が違うだけである。
果実はアーウィン種とかなり似ていて、糖度や味も同じですが違いはアーウィン種よりは一回り小さく、平均果重が400gです。
この品種は名前(慢文)の通り、収穫期がアーウィン種の産期が終わる頃に収穫期になるので、その名が付けられたようです。
参考 佛山ヤフー店
はこすけマンゴーとは
はこすけパインとは
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