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沖縄 西表島からピーチパイン(パイナップル)・マンゴを農家直送

はこすけ特集2016 パイン農家の大発見

  パイン畑で火事・・・

むかし むかし。
ハワイのパイン農家が、畑の横の藪を火事に してしまいました。
すると、なぜか火事になった近くのパインの開花が早まり、夏にそろって熟しました。
本来はバラバラに熟すはずなのに、なぜだろう・・・

エチレンの発見
植物の一生は、種子が発芽してから茎を伸ばし 葉を広げ、根を張り、やがて花を咲かせて
実を結ぶまで、ちょうど人の一生に似かよった 過程をたどります。
その過程は、形態的な変容や、生理的な変動を 繰り返す、ひとつのドラマのようなもの。
植物は、自ら産み出すエチレンに このドラマを演出させるのです。

エチレンは植物ホルモンと呼ばれ、エチレンの 他にもあります。

これらは相互に密接な関係がありますが、今回は エチレンの生理作用について紹介します。

   エチレンの生理作用




















   こんなとこにもエチレン


ムギ踏み

ムギ踏みは、農家の経験によって受け継がれてきた秘訣であり、寒い冬越しを守る技術です。
体重をかけて踏みつ けるため、大きな物理的刺激をムギに与えます。
これに反応してムギはエチレン生成を高め、草丈の伸びを抑えて、根の伸長を促進させるのです。
また、風が強いほど、その刺激によって倒れないように強く育ちます。

イネとムギ

昔の小作人は、表作の米は年貢として地主に納め、裏作のムギで生計を立てていたといいます。
イネを上手に育てることも大切だが、裏作のムギに色々な工夫がされてきた。
成熟の遅れたムギ田では、イネの作柄も考えて、ある方法が行われていた。
それは、ムギ田に一斉に水をかけて堪水する方法である。
堪水されたムギは急激に葉の黄化が進行し、強制的に登熟が早められる。
畑状態のムギ田に堪水すると、土壌中からエチレンが一斉に発生し、ムギの
成熟を促進するのである。

ファーストレイン を逃すな

東南アジアでは、雨季に稲作が行われ、乾季には草も枯れて土壌は完全に
乾燥してしまいます。
乾季から雨季に移るころ、農民はいつ雨が降るか見守り天を仰ぎます。
最初の降雨を逃さず、すぐに耕し種子をまくためです。 最初の降雨の後は、
乾燥した土壌から多量のエチレンが発生し、芽生えの伸長を助けます。
多くの植物がエチレンによって、生長が抑えられるのに、沼沢植物の芽生えは促進されるのです。

盆栽づくり

盆栽の水遣りに、葉水という方法があります。 新しく展開した葉に、パッパッと打つように水をかけます。
物理的な刺激を新しい小枝に与えて、内成エチレンの生成を促進させ、生長を抑える技術なのである。
また、盆栽は樹形をつくるために、剪定や針金をかけます。
針金をかけて幹を曲げると、新芽の徒長が抑えられ、花芽を多くもつように
なります。
また、マンゴーの誘引(枝を下に引っ張る)作業は、樹形をコンパクトにするだけでなく、花芽に導くためでもあります。





   ちょっとした発見


はこすけパインは、最初の肥料に堆肥を使います。
パインの発根が早まり、成長がスムーズになるためです。
すると、あることに気付きました。
根腐れが、ほとんど無くなったのです。
なぜだろう?
この疑問は、エチレンについて調べていて解決しました。
堆肥は、エチレンを大量に生成するのです。
エチレンは土壌中で酸化エチレンに変化し、これは強い殺菌作用が
あります。
パインの根腐れは、こうして無くなったようでした。

 ちょっとした疑問


左の図は、リンゴの枝を曲げ、その枝が生成するエチレンの増加を測定したものです。
曲げられた枝は、その物理的な刺激によってエチレン生成が増加し、
2日後に最高に達し、徐々に減少し3週間後には平常に戻る。
枝の伸長は、曲げてから2~3週間抑えられる。
このような試験結果があります。

マンゴー栽培において、冬の短い休眠期間に、3週間ごとに誘引
(枝を下に引っ張り、木をコンパクトにする作業)をすれば、その後の開花スタートの勢いをつけさせることが出来るかもしれない。
開花の時が来たと、マンゴーの木に教える方法の ひとつかもしれない。

はこすけパインは、農薬使用回数1回で育てております。
この農薬とは、今回紹介した「エチレン」です。
エチレンは、自然界では植物ばかりでなく、動物や微生 物 も生成しています。
人体からも放出されていますが、その生理的な意義はわかっていません。
また、エチレンは動物に対して麻酔効果を持つこと、腫瘍の成長を抑える作用があります。
しかし、よほど高濃度でないかぎり、エチレンが人間や動物の 生理・生態に影響を与えません。
それが植物の世界では、ごく微量のエチレンに鋭く反応して 様々な生理作用や生態的な変容を
示すのです。





森の中に寝転んで、空を仰ぐと不思議なことに気付く。
種類の違う木々が、それぞれの領域をわけあって枝を伸ばしている。
樹勢の強い樹もあれば、弱い樹もある。
隣接した木々は、互い同士が共存できる方法を 模索しているようだ。
新芽が枝を伸ばす時、その新梢が隣接木の新梢に触れると、互いにその接触刺激によって
エチレン生成を高めて、その方面への新梢の伸長を止めるのである。
そして、隣接木の妨げをうけない新梢は、すくすくと伸び領域を拡大していき、
森林の秩序を保つのである。

まるで会話しているかのように。
ときに争い。
ときに協力して。
共に生きている。




   パインが自分で決める、熟すとき

放任栽培のピーチパイン。
開花処理しなくても、ポツポツと大きく成長したパイン株は開花にむかいます。
しかし、その数は半分以下。
そのため、開花処理して熟すタイミングをそろえるのです。

開花にむかったパイン株は、やがて実をつけ収穫の時がやってきます。
それはいつでしょうか?
パイン自身が、自分で決めて熟す、そのときはいつでしょうか?

6・7月です。
詳しくはこちらに記載しました。


島内のピーチパインは、3月から収穫・出荷されております。
そのとき、はこすけパインはまだ全く熟す気配がありません。
まるで、夏はまだ先だと言っているかのように。。。


 
 


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2009年6月8日
農業経営改善計画認定
認定農家 認定証

2012年2月21日
エコファーマー認定
(八重山地区 果樹類で初の認定)

エコファーマー認定

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