有毒果実のアキー
アキーはアフリカ西海岸が原産地。
アフリカ人によって食されることのなかったアキーはジャマイカでは食用として愛用され、代表的なアキー料理である「アキーアンドソルトフィッシュ」はジャマイカの朝ごはんには欠かせない。
なんと「ナショナルディッシュ」と国から認定されているほどのお袋の味!?的存在なのです。
アキーの木は10m〜15m、緑の実が赤くなり熟れると自然に実が開き、中から3つの黄色い実と黒い大きな種が顔を出す。
熟れてない アキーは有毒で、最悪の場合は死に至るそうだから、自然に熟して開いたものを食すこと。
ジャマイカ風スクランブルエッグ
自然に熟したアキーの黄色い実を塩茹でして、塩鱈と玉ねぎやタイムと一緒に炒めたものがアキーアンドソルトフィッシュ。
見た目はなんとなくスクランブルエッグ風。
アキーは果物といっても甘くはなく、こってりしていて、香ばしく味わい深い。
ビタミンAやたんぱく質も豊富で、ベジタリアンの多いジャマイカではとりわけ重宝される食材のひとつ。
アキーアンドソルトフィッシュは、朝ごはんなら塩茹でしたヤム芋やグリーンバナナと一緒に、お昼ならライスアンドピーズ(ココナッツミルクで炊いた豆ご飯)と一緒に。
ジャマイカに来たら、アキーを是非!
街を歩けばアキーを並べて売ってる人に必ず出くわします。
しかし、有毒果実なので調理にチャレンジするのはお薦めできない。
レストランやランチボックス屋で是非アキーアンドソルトフィッシュを注文してみてください。
こってりなのにさっぱり、日本人の口に合う一品に間違いなしです。
※最近ではアキーの缶詰が売られていますが、これは木から採って食べるアキーとは完全に別物です!
ジャマイカのレストランで缶詰を使ってるところは一切ありません。
ジャマイカに来たら、ぜひ本物の味を堪能してほしいです。