和名 | セマルハコガメ |
分類 | カメ目 ヌマガメ科 |
学名 | Cuora flavomarginata evelynae Ernst et Lovich, 1990 |
方言名 | ヤエヤマガミ |
カテゴリー | 希少種 |
環境庁版 カテゴリー |
危急種 |
特性 | 甲 長は普通成体で11~17cmの範囲であるが、まれに20cm近くの個体も見られる。 一方孵化幼体の甲長は、3.5cmほどである。 背甲は卵型で著しく盛り上がっており、側縁や後縁の切れ込みは極めて鈍いかほとんど認められない。 腹甲は中央に蝶番(ちょうつがい)構造があり、これをはさんで可動となっている。 この特徴によって国内の他のすべてのカメ類と区別できる。 八重山諸島の固有亜種で、石垣島と西表島に分布し、台湾や大陸には同種の別亜種が分布している。 これらの別亜種とは、肋甲板に見られる淡色斑が大きい点(斑紋の長さは,第二肋甲板の中央で肋甲板長の平均65%に達する:後者では35% 前後)、腹甲の暗色部が甲橋部から伸びる淡色部によって明瞭にくびれている(後者では腹甲の暗色部の側縁は直線か極めて弱い曲線を描く)点などで区別される。 セマルハコガメの野外生態についての科学的資料はほとんどないが、西表島で3月下旬に交尾が観察されている。 また6~9月に砂を主体とした底質に深さ5cm内外の穴を掘り、2~6卵を産むとの話もあるが、具体的なデータは示されていない。 雑食性で木の実やイモ類といった植物質から、昆虫、ミミズ、カタツムリ、メクラヘビといった小動物、さらには大型動物の死体まで様々なものがメニューに含まれる。 一般に自然度の高い広葉樹林の中や周縁部を主な生息場所とし、低湿地、沼沢地、河川などとの隣接部で個体数が多い。 一方乾燥した二次林には少ないが、広葉樹林との隣接部ではイモ畑やパイナップル畑にも出没し、採餌や産卵の場所として利用しているようである。 近年石垣島では、森林の二次林化に伴う急速な減少が示唆されており、生息地の保全をはじめとした保護策が望まれる。 西表島には依然ある程度の密度で生息しているようであるが、道路の敷設に伴う路上事故死、沈砂池への墜落死、ペットを目的とした密猟等による個体数の減少が懸念される。 国指定天然記念物 (1972年)。 |
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